自賠責保険の名義変更や住所変更は不要という人もいますが、そんなことはありません。
そのままでも保険金の支払いや受け取りは可能ですが、満期が近づいても連絡が来ないのが自賠責保険です。
車検がない250cc以下のバイクだと、知らない間に期限切れになる可能性がありますので、忘れずに変更しておきましょう。
では、名義変更や住所変更は、いつ必要になるのでしょうか。
また、どのような方法で変更すればいいのか。
名義変更が必要なとき
自賠責保険の名義変更が必要となるのは、中古バイクの購入時です。
名義が前の持ち主のものになっている為、自分の名義に変更しておく必要があります。
これは個人間の売買であっても、ディーラーを通していても同じです。
結婚や離婚、養子縁組などで名前が変わったときも、名義変更が必要となります。旧姓を名乗る人物は戸籍上、存在しなくなってしまうわけですから、やむを得ません。
名義変更に必要な手続き
名義変更の際に提出する書類は、前の所有者が行う場合と、新たな所有者が行う場合では、やや違ってきます。
※以下の記載は参考となり、ケースにより必要書類は異なります。
詳しくは取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。
前の所有者が行う場合は、以下の4種類が必要です。
● 本人確認書類(免許証など)
● 自賠責保険の証明書
● 自賠責保険の承認請求書
● 保険標章
一方、新たな所有者が名義変更を行うときに必要になるのは、次の4つです。
● 前の所有者の実印と印鑑証明書
● 自賠責保険の証明書
● 自賠責保険の承認請求書
● 保険標章
こうして見ると、前の持ち主に名義変更してもらった方が手間がかかりませんよね。
印鑑証明書を取ってもらうのも手間がかかりますので、前の持ち主に頼んでみましょう。
なお、名義変更を行う際に、これらの書類を郵送することはできません。
保険会社の営業所や代理店まで出向いて、提出しなければならないのです。
書類の不備があると二度手間になるので、前もって保険会社に確認しておきましょう。
住所変更が必要なとき、手続きについて
では、住所変更が必要なのは、どのようなときでしょうか。
中古でバイクを買ったときは、前の持ち主の住所のため変更が必要です。
引っ越しなどによって住所が変わる場合にも、やっておいた方が良いでしょう。
手続きは、名義変更よりも簡単
必要書類は以下の2つだけです。
● 自賠責保険証明書
● 契約者の印鑑
●新住所が確認できる書類
保険会社に電話をするか、ネットで手続きを取れば、必要書類を送ってくれます。
わざわざ、保険会社の営業所まで出向く必要はないという訳です。
自分の身を守るためにも変更しよう
知らない間に保険なしのバイクに乗っていたなんて、危険極まりありません。
特に車検のないミニバイクは、更新忘れに気づきにくくなっています。
事故は気をつけていても起きるときは起きますので、備えは必要です。
名義変更も住所変更も、それほど厄介なものではありません。
確実な手続きを心掛けてください。
このホームページは、概要を説明したものです。詳しい内容については、「自賠責保険のしおり」をご覧ください。なお、ご不明な点につきましては取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。